第19回「パッケージ制作時の印刷色に種類があるの?」

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いつもハコラムをご覧いただきありがとうございます!

今回は印刷の「色」「インクの種類」についてお話いたします。

 

 

印刷やデザイン業界で用いられる「RGBカラー」「CMYKカラー」

また、データ作成や印刷注文の際に

「4色フルカラー(プロセスカラー)」

「特色指定」などの言葉を目にしたことがあるかもしれません。

 

同じ色なのに何が違うの?印刷の時に注意しないといけないこと?

詳しくご説明いたします!

 

 

 

■RGBとCMYKって何?

私たちがパソコンの液晶や、テレビなど主にWEB上で目にしている色は

光の三原色と呼ばれる R G B(レッドグリーンブルーが使われています。

 

そして、パッケージに限らず、多くの印刷物で使用されるカラーが

C M Y K(シアンマゼンタイエロー、キープレート<黒・墨>)

という基本の4色を使用します。(プロセスカラーとも言われます)

印刷の際は、この4色の濃度、掛け合わせによって様々な色を表現しています。

 

 

なぜWEBと印刷では使用される色が違うのか?

 

それは印刷ではインクを使用するからなんです。

 

RGBは混ぜるほどに明るくなり、鮮やかな色味に!

CMYKは混ぜるほど暗くなり、黒に近くなっていくという特徴があり、

RGBとCMYKでは、再現できる色の範囲に差があります。

RGBのような色の明るさ、鮮やかさをインクで出すことが難しいため、

印刷の際にはCMYKに変換をすることになります。

(鮮やかな色は、色がくすむことがあります)

 

前回のハコラムでもお伝えしたように

「パソコン上で見たときと、印刷の色が変わってしまった!!」

という現象は、このように色の種類が違うからなんです。

イメージ通りの色にならないのは心配・・・という場合は

事前の色校正をおすすめいたします。

色校正について詳しくは▶︎こちらから

 

 

■印刷データはCMYKで!

上記のような理由から、お客様からいただいたデザインデータを

印刷所へ入稿する際には、印刷に適したCMYKデータへの変換をしています。

ハコつくでは

●印刷に適したデータかどうかのチェック

●ハコつくでデザインを作成する場合はCMYKにて作成

●お客様からいただいた画像データがRGBであれば、CMYKへ変換

など行っておりますので、不明点などはご相談くださいね。

 

 

 

特色インクって?

4色フルカラーとは別に特色インクというものがあります。

特色とは、指定色(色チップ)に合わせて特別に調合したインクです。

 

CMYKの4色掛け合わせでは表現できない色味(彩度のある鮮やかな色。金・銀・特殊色など)や、

ベタ面が多い場合に色のブレを少なく印刷したい時などに使われています。

 

 

特色は色が増えるほどに費用が必要になりますが、

逆に特色1〜2、3色にして費用を抑えるという工夫もすることができます。

※特色は1色ずつインクを作って印刷するため、4色フルカラーのような掛け合わせはすることができません。

 

色数が少ない、ムラやブレなく印刷をしたい!

という場合は特色をオススメいたします。

(特色を使用する場合、指定色と印刷色があっているかどうか、色校正でのチェックをしましょう)

 

 

 

 

 

 

 

今回のハコラムいかがでしたでしょうか?

 

ハコつくでは、お客様のイメージに合った

箱や印刷のご提案を心がけています。

データや色味のご相談などもお気軽に!

 

次回もハコラムをお楽しみに!!