第9回「抗菌印刷とは?話題の抗菌印刷を徹底解説!」

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ハコラムをご覧くださりありがとうございます。

今回は、新しい生活様式によって需要の高まってきた「抗菌」、「抗菌印刷」についてお話いたします。

外出時、物を購入するとき、抗菌加工済という文字を前よりも意識するようになったのではないでしょうか?

抗菌加工グッズを取り扱う会社や製品がどんどん増えており、

これからのグッズやパッケージ制作には欠かせないものになりそうですね。

 

抗菌加工は、紙やプラスチックへの印刷でもできることはご存知でしょうか?

日常で触れることが多い印刷物にも抗菌加工がされていたら安心できますよね。

抗菌加工を施したパッケージや箱を作りたい!!という場合にも便利です。

 

 

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そんな抗菌印刷についてお話する前に・・・

「抗菌」「滅菌」「除菌」など、いろいろ目にするようになったけれど

一体どういう違いがあるのか?

知っているようで知らない「○菌」の違いをご紹介いたします!

 

 

 

いかがでしょうか?

幅広く使われるようになった「抗菌」は、

菌を減らすことはできないけれど、繁殖を防ぐ効果があるんですね。

こうして見ると、殺菌や滅菌、除菌に比べて抗菌って衛生効果が薄いの?と思われるかもしれません。

しかし菌は触れたところからどんどん増殖してくので、

抗菌加工で少しでも菌の増殖を抑える!ことは大事ですよね。

 

 

ここで本題の 抗菌印刷 です!

 

「抗菌印刷」とは、用紙や印刷物の表面に「抗菌剤入りのニス(抗菌ニス)」をコーティングした印刷方法です。

抗菌効果が高く、衛生的な印刷物をつくることができます。

 

※イメージ図

 

例えば、外したマスクを入れるマスクケース 。

内側に抗菌印刷を施されたファイルや箱なら、マスクに付着した菌の繁殖を抑えることができます。

机に直に置いたり、カバンやポケットに入れるよりも安心ですね。

おしゃれなデザインやキャラクターなどが印刷されていると、楽しみながら予防ができそうです!

 

 

ここで気になってくるのは・・・

抗菌印刷の効果は、どのくらい保つのか・・・?

 

はっきりとした期間などは言えませんが、

抗菌のコーティング部分が剥がれ落ちない限り効果は続くと言われています。

少し触ったら落ちてしまう・・・とはならないようです。

 

抗菌印刷物には、抗菌・臭いを抑えるインクや、抗菌ラミネート、抗菌用紙などもあるんですよ。

 

 

 

抗菌加工のマークでは、「SIAA」と印刷された商品を見たことがあるかもしれません。

この「SIAAマーク」は、抗菌製品技術協議会が制定した抗菌のシンボルマークです。

ISO 22190法に基づき、抗菌性・安全性・適切な表示という3つの基準を満たした製品に

マークを表示することができます。

 

また、上記の説明に出てきた「制菌」は、主に繊維に付着した菌に対して使われています。

繊維製品には「SEKマーク(繊維評価技術協議会が実施する認証制度)」という、

様々な試験・審査をクリアした繊維に限って安全性・機能性を認めるマークがあります。

「抗菌防臭加工」「制菌加工」「抗かび加工」「光触媒抗菌加工」

「抗ウイルス加工」「消臭加工」「光触媒消臭加工」「防汚加工」など多くの種類があるんですよ。

 

 

 

衛生面での意識が高まる中で、

商品やパッケージを制作する際にも、どんな加工をして、どんなマークを取得すれば安心して購入してもらえるか?

など考えることも大切ですね。

抗菌印刷を施したパッケージを制作したい!そんな時にはぜひご相談ください。

 

 

 

 

今回のハコラム、いかがでしたでしょうか?

次回もお楽しみに!